"人とは違う個性的な財布が欲しいけど、悪目立ちしないか心配。"
"和柄の財布が欲しいけど、洋装に合うか心配。"
そんな方に、管理人がおすすめしたいのが、今回レビューする文庫屋大関の「文庫革の財布」。
Contents
文庫革とは?
姫路市特産の"牛白なめし革"を使った工芸品
文庫革とは、兵庫県姫路市で生産される牛の"白なめし革"を用いて作られる、伝統工芸品のこと。
真っ白ななめし皮に手作業で彩色を施すことで、白さと彩色された模様のコントラストが美しいと人気を集めています。
また、一般的な革製品のようにクリームなどで油分を足す必要がなく、手のひらから付着する油分だけで十分なことから、お手入れいらずの扱いやすい革製品というのも人気の理由の一つになっているそうです。
文庫革を普段使いしやすいアイテムとして届ける「文庫屋大関」
文庫革の製法は大陸由来のもので、日本に伝わったのは、なんと今から1000年以上も前!
戦国時代から江戸時代にかけては武具や馬具として人気でしたが、現在では財布やバッグなどの普段使いアイテムとして販売されるようになりました。
ただ、昔ながらの製法で白なめし革を作っているところが今ではほとんどなく、そうした革は値段も高額になってしまいます。
そこで、普及タイプの姫路の白革を使って、お手頃価格で普段使いしやすい文庫革を提供しようとしたメーカーがありました。
その代表格が、「文庫屋大関」です。
特殊な加工により彩色されたデザインは多様で、最近では"となりのトトロ"・"ミッフィー"・"篠原ともえさん"などとのコラボデザインにも積極的に挑戦するなど、文庫屋大関は文庫革を日本中に広めた立役者と言えるでしょう。
「文庫革の長財布/文庫屋大関」をレビュー
買ったのは「枝垂れ花鳥 ぐるっとファスナーの長財布」
文庫屋大関には色々な絵柄があってかなり迷いましたが、"枝垂れ花鳥"というものに決めました。
単純に見た目が好みだったのと、鳥柄と「お金を"とり"込む」という言葉をかけて縁起物であるという意味も気に入って選びました。
財布の形も、二つ折り・がまぐちなどいくつかありましたが、ガバッと口が開いて便利そうな"ぐるっとファスナーの長財布"にしました。
枝垂れ花鳥 ぐるっとファスナーの長財布 | |
サイズ | 横191mm×縦104mm 厚み22mm |
ポケット | カードポケット:12、 ロングポケット2 |
小銭入れ | 1 |
(※1)参考価格 | 25,970円(税込) |
(※1)2020年6月現在の文庫屋大関通販サイトでの販売価格。変更の可能性あり。
見た目
枝垂れ桜を背景に鳥たちが飛び回る様子が多色使いで描かれています。
真っ白な革に多色で描かれているので、派手すぎるかな?と不安だったんですが、届いた実物を見てみると、ひとつひとつの色合いが渋めに抑えてあり、大人でも違和感なく持つことができる落ち着いたデザインでした。
和テイストの柄なので、洋装で持つと変じゃないかな?というのも不安でしたが、個人的には違和感なく持てていると思います。
他の人が持っているのを目にしたこともありましたが、悪目立ちすることはなく、でも個性が出ていてセンスいいな〜と思いました。
収納力
ファスナーでガバッと口を開くと、大2、小12、計14箇所のポケットがあります。
私はそこに、38枚のカードを入れています。なんと大ポケットの1箇所には20枚も入っていました…整理できなすぎですね。
下は中身を入れた時の写真です。
小銭もそれなりに入っています。
革に程よい硬さがあるため、沢山入れても財布の形がほとんど崩れていません。
パンパンに膨らんだだらしない財布にならないので、私のような人間にはとてもありがたいことです。
扱いやすさ
バッグの中で見つけやすい
バッグの中に入れるとこんな感じ。
白いので見つけやすいです。
ガバッと開く
ぐるっとファスナータイプなので、中身がしっかり見えて使いやすいです。
革製品ならではの手入れが不要
一般的な革製品のように、クリームなどで手入れをする必要がありません。
手の油分で十分だそうで、たまに乾いた布で拭けばいいらしいです。
カードがファスナーに引っかかる
ファスナー部分にカードが引っかかって取り出しにくいです。
レジで急いでいる時など、地味にストレスポイント。
ファスナーが錆びてくる
ファスナーはゴールドメッキの真鍮製ということで、5年間のうちに錆が出てきてしまいました。
せっかく革がお手入れいらずなので、ファスナーもお手入れいらずの素材にして欲しかったです。
「文庫革の長財布/文庫屋大関」の良いと思うところ
- 伝統工芸品を手軽に持てる
- 悪目立ちせず、洋装でも持ちやすい
- バッグの中で見つけやすい
- 口がガバッと開いて中が見やすい
- まずまずの収納力
- 形崩れしにくい
- 手入れがいらない
「文庫革の長財布/文庫屋大関」のイマイチだと思うところ
- カードが取り出しにくい
- ファスナーが錆びてくる
普段使いできる個性派財布、「文庫革の長財布/文庫屋大関」!
財布としての機能面でいうと特別秀でているわけではないので、管理人はサブの財布として、気分を変えたい時などに使っています。
「文庫革の長財布/文庫屋大関」はこんな人におすすめ!
- 普段使いできる和柄小物や伝統工芸品が欲しい
- 洋装にも和装にも合う財布が欲しい
- 個性を出しつつ、悪目立ちしない財布が欲しい
- 財布は機能面の充実より、見た目で選びたい