冬に大活躍のダウン。
春先になってクローゼットにしまう前に、クリーニングに出すという方も少なくないですよね。
でも、
「クリーニング代が高い」
「クリーニングは時間がかかるから面倒」
と思ったことはありませんか?
実は、ダウンの多くは、家で自分で洗うことができるんです。
そこで今回は、ダウンを家で洗うメリットとデメリット・洗い方・必要アイテムなどをご紹介していきます。
主婦の管理人が、実際に家でダウンを洗ったレビューもしていますので、参考にして下さいね♪
この記事でわかること
- ダウンが家で洗えるか判断する方法は?
- ダウンを家で洗うメリット・デメリットは?
- ダウンを家で洗う方法は?
- ダウンを家で洗うのに必要なアイテムは?
- ダウンを実際に家で洗ったレポートは?
ダウンが家で洗えるか判断する方法
ダウンはものによっては家で洗うことができます。
どんなダウンなら家で洗えるか?は以下の方法でチェックすることができます。
洗濯表示をチェック
ダウンのタグに記載されている『洗濯表示』に『洗濯機マーク』か『手洗いマーク』が記載されている場合は、家で洗濯することができます。
- 洗濯機マークの例
- 手洗いマークの例
生地をチェック
ダウンを包む生地の種類によっては、家で洗うことができません。
例えば以下のような生地を使用したダウンは、家で洗濯しないほうが良いです。
- ウール
洗うと縮んでしまうことがあるので、クリーニング店にお願いしたほうが安心です。
- レザー
水に弱いので、家では洗えません。
レザークリーニングの専門店にお願いしましょう。
これらの生地を使用している場合は、洗濯表示に『家庭での洗濯禁止マーク』が記載されているはずです。
- 家庭での洗濯禁止マーク
ダウンを家で洗うメリット・デメリット
メリット
クリーニング店よりかなり安あがり
ダウンを家で洗う最大のメリットは、クリーニングに出すよりかなり安くすむという点にあります。
以下は、大手クリーニング店『白洋舎』でダウンを洗ってもらった場合と、家で洗った場合にかかるおおよその料金を比較した表です。
白洋舎 | 自宅 | |
ダウンジャケット | 2,100円+税 | およそ150円 |
ダウンコート | 3,700円+税 |
白洋舎の料金は、自分で店舗に持ち込んだ場合のものです。
自宅の料金は、ダウン用洗剤『グランジャーズ』を使って自宅で手洗いした場合になります(水道代とお湯を沸かす代金は、ごくわずかなので含めていません)。
自宅で洗濯乾燥機を使う場合は、上の表に電気代が上乗せされますが、それでも1着洗うのにクリーニング店のように2000円もかかることはありません。
手洗いにせよ、洗濯乾燥機を使うにせよ、自宅で洗えば、クリーニング店よりはるかに安く済むわけですね。
クリーニング店より早く仕上がる
クリーニング店でダウンを洗ってもらう場合、一般的には仕上がりまでに1週間前後の時間がかかります。
一方、自宅なら、洗濯乾燥機を使えば数時間、手洗いして自然乾燥する場合でも長くとも2日あれば、仕上がってしまいます。
家で洗う方がクリーニング店よりかなり早く仕上がるので、「うっかりダウンを汚してしまったけど、またすぐに着たい」という場合にも便利です。
デメリット
洗えないダウンもある
上にも書きましたが、生地の種類によっては家での洗濯ができない場合があります。
これからダウンを買うときには、洗濯表示や生地の種類を確認するようにしましょう。
多少手間がかかる
ダウンは普通の洗濯物のように洗ってしまうと、ぺちゃんこになってしまいます。
そのため、普通の洗濯にひと手間プラスしなければならず、多少労力がかかることはいなめません。
ダウンを家で洗う方法や必要アイテムを解説&レビュー!
ダウンを家で洗う方法には、『手洗い』と『洗濯機洗い』の二つがあります。
それぞれの方法について、管理人が実際に洗った様子を紹介しながら解説していきます。
手洗い
必要アイテム
- バスタオルなどの大きめのタオル
- ダウン専用洗剤
普通の洗濯洗剤だと、ダウンのボリュームがなくなったり、縮みや色あせの原因になることも。
ダウン専用の洗剤を使いましょう。
管理人は、Amazonで買った『grangers(グランジャーズ)』というダウン専用洗剤を使っています。
900円で6着分のダウンを洗うことができるので、なかなかコスパがいいと思います。
手順
1.『洗剤液』を作る
大きめのタライや洗面台にお湯(洗濯表示の湯温)をはり、そこにダウン専用洗剤を規定量入れて『洗剤液』を作ります。
2.ダウンを洗剤液内で優しく押し洗い
ダウンを洗剤液に入れて、手で押し洗いしていきます。
ポイントはとにかく優しく行うこと。
ちなみに、洗った後の洗剤液はこんな感じに濁ります。
3.お湯で優しくすすぎ
押し洗いが終わったら、洗剤液を捨てて、代わりにためたお湯の中ですすいでいきます。
洗うときと同じ容量で、優しく手で押して下さい。
濁りがなくなるまで、何回かお湯を交換してすすいでいきます。
4.バスタオルで水分をとる
すすぎが終わったら、優しく手で押してダウン内の水を出していきます。
絶対に強く絞ったりはしないで下さい。
ある程度の水分が抜けたら、大きめのバスタオルなどに挟んでさらに水分を吸い取っていきます。
最後に、新しいバスタオルの上にダウンを広げて少し自然乾燥させます。
5.ハンガーにかけて、陰干しする
ある程度水分が抜けて軽くなったら、ハンガーにかけて陰干しします。
洗濯機洗い
必要アイテム
- 洗濯機
- 洗濯ネット
- ダウン専用洗剤(中性洗剤)
手順
1.ダウンをネットに入れる
まず、ダウンが傷つかないように洗濯ネットに入れます。
2.ネットに入れたダウンを洗剤液に沈める
そのまま普通の洗濯物のように洗濯機に入れてしまうと、ダウンが水に浮いて洗えません。
そのため、以下の手順で水に沈めていく必要があります。
- 洗濯機にお湯とダウン専用洗剤を入れて『洗剤液』を作る
- 洗濯ネットに入れたダウンを手で押して洗剤液に沈める
- どうしても沈まない場合は、洗濯ネットごとバスタオルに包んで 2. を行う
3.弱モードで洗う
洗濯機で、洗濯・脱水していきます。
できれば、ダウンを痛めないように『手洗いモード』や『ドライモード』などの、洗う力や水流、脱水の加減などが弱いモードを選択して下さい。
乾燥機付きの洗濯機の場合はそのまま乾燥までします。
4.形を整え、陰干し(洗濯機に乾燥機能がない場合)
洗濯機に乾燥機能が付いていない場合は、陰干しで自然乾燥させます。
脱水が終わったら洗濯機から取り出して、ダウンの偏りがなくなるように手で形を整えていきます。
形が整ったらハンガーにかけて、陰干しして下さい。
ちなみに、管理人宅の洗濯機にはちゃんとした乾燥機能が付いていないので、自然乾燥するか、コインランドリーに行って乾燥します。
コインランドリーは乾燥だけなら100円くらいでできますし、時間も10分くらいで完了するので、お近くにある方は利用してみてもいいと思います。
大きなドラムでぐるぐる回すので、羽毛がほぐれてフカフカの仕上がりになりますよ。
まとめ
まとめ
ダウンは家で洗ったほうがお得&早い!洗濯可能なものも案外多いから試してみて
- クリーニングより2000円近くお得になる
- クリーニングより1週間くらい早く仕上がる
- タグの洗濯表示で洗えるかどうか判断する
- 手洗い・洗濯機洗いで優しく洗う
- 陰干し・洗濯機の乾燥機能・コインランドリーの乾燥機で乾かす
- ポイントは『羽毛の絡まりや切れを防ぐ』こと!
管理人宅は3人家族なので、家族全員のダウンをクリーニングに出すと、6,000円以上かかってしまいます。
それが、家で洗うようになってからは、450円くらいで済むようになって、かなり家計が助かっています。
多少手間はかかりますが、浮いた約5,000円でできることを考えると、これからもダウンは家で洗うと思います。