旅行や帰省などで長期間家を留守にする時、植物の水やりをどうするか悩んでしまうという方は少なくないと思います。
管理人は、Amazonで買ったマルハチ産業というメーカーの「水やり当番」を使って、自動給水しています。
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サイフォンの原理と毛細管現象で、自動給水してくれる「水やり当番」
水やり当番は、ホースと、その先端に付いた素焼き部品からなります。
使う時には、ホースの端をペットボトルやバケツに溜めた水の中に入れ、素焼き部分を鉢植えの土に挿します。
そうすると、ペットボトルやバケツに溜めた水が”サイフォンの原理”によりホース内に吸い上げられ、素焼き部分から”毛細管現象”によりじわじわ土に染み出して、水やりをしてくれるんです。
マルハチ産業の水やり当番には、MサイズとLサイズがあります。
それぞれの給水量の目安などは以下の表にまとめました。
鉢の大きさ・植物の種類(水をたくさん必要とする種類か)・天候などをよく考えて、どちらを買うか、いくつ買うかを考えると良いと思います。
Mサイズ | Lサイズ | |
(※1)1日の給水量目安 | 200〜300ml程度 | 400〜500ml程度 |
給水ホースの長さ | 約80cm | 約80cm |
(※2)参考価格 | 2個セット351円(税込)〜 | 1個339円(税込)〜 |
※1:給水量は目安です。植物の種類、気温、湿度、土質などにより変化します。
※2:2020年6月に楽天市場で調べた価格です。変更の可能性があります。
「水やり当番」の使い方
管理人は、大型プランター用にLサイズを2個、その他の鉢用にMサイズ10個セットを買いました。
バケツやペットボトルに水を貯める
給水用の水を、バケツと使っていないゴミ箱(笑)に10Lずつ溜めました。
この時は二泊三日で帰省する予定だったので、計算上は10Lあれば余裕すぎるくらいですが、慎重な性格なのでたくさん用意しました。
ホースの中を水で満たす
水の中で、素焼き部分からホースを外して、ホースの中を水で満たして空気を抜いていきました。
空気がうまく抜けないものは、口で水を吸い出しました。
素焼き部分を土に挿す
ホースの先が水から出ないように注意しつつ、再び素焼き部分に取り付けました。
ホースと素焼き部分が付いたら、素焼き部分を土に挿しました。
ホースの先に重しをつける
ここでハプニング…
どうしても、ホースの先が水面に浮いてきてしまう!
水から出て空気が入ってしまうと給水できなくなるので、重しをつけることにしましたが、面倒でした…
こんな感じで、セッティング終了。
ホースを水で満たしたり、重石をつけたりとなかなか面倒でした…
でも、二泊三日の帰省から戻ってきた時、土はしっとりしていて植物も元気でした!
3日とも真夏日で雨も全くない快晴だったので、水やり当番をセットしておいて良かったです。
「水やり当番」の良い点
電池もモータも使わずに、自動給水できる
”自動”と言われると、電池やモーターなどで動きそうな感じがしますが、水やり当番はそういった文明の力(?)は使いません。
電池を買う必要も、電気代がかかることもないので、初期費用だけで使っていけるのが嬉しいです。
コスパが良い
実は、使い方紹介に載せた画像は3年くらい前のものなんです。
そこから帰省や旅行をするたびに、水やり当番のお世話になっているんですが、今のところ全く壊れる様子はありません。
1個数百円で3年に渡って何回も使えているので、コスパはかなり良いと思います。
それに、花の苗って一個数百円することが多いので、枯らしてしまって買い換えるよりは断然安いとも思います。
「水やり当番」のイマイチな点
セッティングが大変
ホース内を水で満たすのに口で吸い出したり、重しをつけたりと、正直言ってセッティングは面倒に感じます。
ただ、慣れてくれば1個数分でできるので、個人的には我慢できないほどではないです。
重しを別に用意しないといけない
管理人宅では、フォークが数本犠牲になりました。
重しにぴったりなものって、普通の家庭にあまりない気がします…
取り付けの面倒臭さもありますし、予めホースの先端は重めに作っておいてくれたら良いのになぁと思います。
安心して長期外出できる「水やり当番」
セッティングの面倒さなど、短所も感じる水やり当番。
でも、なんだかんだと文句を言いながら、管理人は3年間も使い続けています。
旅行から帰ってきて植物が枯れていると、一気に気持ちが暗くなってしまうので、これからもなんだかんだとお世話になると思います。
「水やり当番」はこんな人におすすめ!
- 留守中も植物を枯らしたくない
- 極力お金をかけずに自動給水したい
- エコなシステムで自動給水したい
- セッティングの面倒さより、植物の命を守ることが大事